【注文住宅】木造を選ぶメリット・デメリットについて

2024.05.07

岸和田市でリフォーム・リノベーション、注文住宅の工事を行っております、株式会社樹創家(きづくりや)です。

一戸建て住宅の構造としては、大きく分けて木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3つがあります。
木造は最も歴史のある構造で、今もなお現役の優秀なもの。
令和4年の新築建築物の木造割合によると、低層の住宅では木造が8割超を占めており、今後は脱炭素社会の実現に向けて、より一層木材利用を促進する政策も進められています。

木造の注文住宅にすると、どのようなメリットを得られるのでしょうか。
今回は木造住宅の概要と、メリット・デメリットについて、ご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

参考元:国土交通省「新築建築物に占める木造建築物の割合(R4年度着工・床面積)」>>
林野庁「令和2年度の公共建築物の木造率について」>>

■ そもそも木造とは?

木造とは、柱や梁といった建物を支える構造体に、木材を用いたものです。
使用される木材は、杉・ヒノキ・ケヤキなどがあげられ、どれも強度があり、加工しやすい特徴があります。
なお、世界最古の木造建築「法隆寺」に使用されているのはヒノキで、メンテナンスさえ怠らなければ、木造であっても長く住めるお家になるでしょう。

■ 木造住宅の建築工法について

木造住宅の工法としては、主に3つがあります。
うち、木造軸組み工法とツーバイフォー工法は「オープン工法」とよばれており、どのような建築会社・工務店でも使える工法です。

・木造軸組み工法

日本の伝統工法を元に、現代のお家に合わせて簡略化した最もメジャーな工法です。
縦の柱・横の梁に、斜めの筋交いでお家を支え、金物で固定・補強をします。
自由な設計が可能で、狭小地や複雑な形状の土地に合わせたお家の設計がしやすいですが、大工さんの技術に左右される傾向もあります。

・ツーバイフォー工法

北米由来の工法で、徐々に数を増やしています。
大工さんが適切な大きさに木材を切るなどの手間がなく、あらかじめ工場などで加工した木材・パネルを使って、箱状のパーツを造り、それを床・壁・天井と面で組み合わせて構造をつくる方法です。
ツーバイフォー(2×4)とは、2インチ×4インチの角材を多く使用することから来ています。

・木造ラーメン工法

鉄筋コンクリート造などで見られるラーメン構造を、木造で実現したものです。
簡単に言えば、筋交いを使わずに強度を高めた柱と梁で支える構造です。
木造でも壁を造らずに広い空間が実現できるため、注目されている工法ですが、現状登録されている工務店でないと施工できません。

■ 木造にするメリットとは?

木造にすると、このようなメリットが見込めます。

・コストパフォーマンスが高い

木材は加工しやすく、基礎工事に対して手間がかかりません。
材料費も安いため、鉄筋コンクリート造などに比べると、建築コストが低いです。
2021~2022年にかけては、世界的な建築ラッシュやコロナ禍による物流停滞により、木材が高騰するウッドショックが起きましたが、現在は下落傾向にあり、安定した供給が続いています。

・間取り設計の自由度が高い

木造軸組み工法の場合は、間取り設計に対して柔軟に対応できるため、間取りにこだわりたい方にとっては非常におすすめです。
パントリーやランドリールームなど、注文住宅では旧来の生活様式にとらわれず、より生活が便利になる部屋を造ることも可能です。
また、複雑な形状の土地だと、建物に対して制限も出てきますが、目いっぱい土地を使っての設計もできるでしょう。

・リフォームしやすい

フローリングの張替えといった部分リフォームなどは、木造軸組み工法のお家だとスムーズに行われます。
木造軸組み工法は長らく使用されてきた工法のため、リフォームを行う職人にとっても構造を理解しやすく、基準さえ満たしているなら、設計を自由に決められるからです。
ライフプランにあわせたお家へと変えられるでしょう。

・耐火性が高い

木は火に弱い印象がありますが、実は耐火性に優れています。
木の中までは火が回りづらく、表面の炭化に留まるからです。
反面、鉄骨造などは鉄骨が火によって柔らかくなるため、場合によっては逃げる前に崩れる恐れもあるとされています。

■ デメリットはある?

木造はこのようなデメリットもあります。

・大工さんによって仕上がりが左右される

木造軸組み工法などは、現場で木材を加工することも多く、仕上がりが大工さんの腕にかかっている面が否めません。
そのため工務店・ハウスメーカー選びは慎重に行ったほうがいいでしょう。
ツーバイフォー工法だと、技術面において簡略化が進んでいるため、この影響をあまり受けません。

・シロアリ、腐朽対策が必要

木造の場合気になるのが、シロアリや腐朽菌による構造の腐食です。
新築だとシロアリ対策として防蟻処理が施されますが、5年ほどたつと効果が切れるため、その後は検査や処理を行う必要があるでしょう。

■ 大阪府での注文住宅は「株式会社樹創家」にお任せ!

★ BEFORE → AFTER

株式会社樹創家は、大阪府にてリフォーム・リノベーション、注文住宅の工事を承っております。

当社は自社施工のため、営業担当者や下請け業者にかかる仲介料がかからず、注文住宅でもこだわりたい部分に、多く費用を割くことも可能です。
天然木といった自然素材を使った家づくりにこだわっておりますので、ぬくもりのあるお家にしたいとお考えでしたら、ぜひお任せくださいませ。

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■ まとめ

木材は加工しやすく軽量な利点があるため、建築コストが低く、間取り設計やリフォームのしやすさに優れています。
信頼のできる工務店に依頼すれば、こだわりの反映された注文住宅ができあがるでしょう。

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